2018.01.11
何かの箍が外れて、何かが狂っているのを感じながら、誰もそれを指摘しなかった。
まるで、今起きていることが非現実なのか、現実なのかすらも、曖昧にしたいかのように。
(※性的表現が含まれますので18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい)




(※性的表現が含まれますので18歳未満の方の閲覧はご遠慮下さい)







「……っぁ…ああっ……あんっ……光忠っ…♡」
「あぁっ……素晴らしいよ、主っ……」
眼前で繰り広げられる彼等の痴態を見せつけられ続けているへし切長谷部は震える右手を、左手で押さえつける。
今にも暴走しそうな己の肉体と、精神を、かろうじて抑え込み、唇の端を噛み締めた。
やがて彼らが同時に果てて、荒い息をつく。
豊満な女体を曝け出している光忠と長谷部の主である女性は、両目に目隠しの布を施されていた。
息を整え終わった光忠は立ち上がり、おもむろに長谷部に声をかける。
「じゃ、次は長谷部くんの番だよ。主を、たっぷりと、可愛がってあげなよ」
光忠は抱き上げた女審神者の体を、やや強引に長谷部へと押し付けた。
「…………っ!」
動揺しながらも、抱きとめるしかなかった長谷部は、初めて触れる彼女のなめらかな素肌に、汗ばんだ肌の艶やかさに、大きく鼓動が跳ねるのを感じていた。
「長谷部……?」
光忠の言葉に、今己を抱きしめる男が誰なのかを知った女審神者はそう呟いた。
「ほら、長谷部くんはやく。もたもたしないの」
放っておけばそのまま硬直しつづけるだろうと悟った光忠は、手っ取り早く長谷部の服を脱がせる。
「か、勝手に何をする!光忠!!」
だが光忠は鼻歌でも歌いだしそうなほどに上機嫌だった。
とっとと長谷部を布団へ寝かせて、その上へと女審神者の躰をあてがう。
「………ぁあああっ!」
すっかり屹立していた物が、女審神者の性器へと呑みこまれて行く。
つい先刻まで光忠を銜え込んでいた、しとどに濡れそぼっている其処へと。
挿入だけでびくびくと震えている女審神者の白い乳房が、ふるふると揺れている。
ただ見せ付けられるだけの状態を一時間も過ごしていた長谷部は、とっくに限界だった己が、理性を失って行くのを感じていた。
女審神者の細い腰を両手で支え、下から、衝動のままに突き上げる。
粘膜が直接、触れ合っている。
擦り合わせて、もはや甘い蜜としても、毒としても感じそうなほどに、主の高い喘ぎ声が、部屋に満ちている。
長谷部は、横で光忠に見られていることすら忘れて、彼女を貪ることに没頭していく。
煮え滾る肉欲に抗うことをせずに。
「あはっ、楽しそうだねぇっ。僕も、嫉妬しちゃうかも」
この状況をセッティングした光忠は、言葉とは裏腹になんとも嬉しそうに笑んでいた。
「……あっ…らめっぇ……ああああ………長谷部っぇ…!」
激しさを受け止める女審神者の躰と、無我夢中になっている長谷部は、そのまま高みへと昇りつめていく。
「…………くっ!」
痙攣する女体を高く突き上げ、長谷部は濃厚な白濁を彼女へと注ぎ込む。
「はぁ………はぁっ…」
燃え尽きた二人へと光忠は歩み寄り、おもむろに後ろから女審神者の乳房を手につかむ。
「どう?長谷部くん?まだまだ足りないんじゃないの」
あからさまに面白がっている光忠は、長谷部に見せ付けるように、豊かな乳房を両手で揉み上げる。
「……んっ……ぅ…ぁ」
返事に困りながらも、黙している長谷部に、光忠はにっこりと笑み、女審神者の躰を抱き上げて、
今度は布団へ仰向けになった己の上へと下ろす。
「次は僕も参加させてもらうよ。長谷部くんは、後ろから、挿れてよ」
「……はぁ?」
そう言いながら、光忠の逸物が女審神者の濡れる泉へと埋め込まれていく。
彼の言った意味がわからなかった長谷部は、思わず素で、眉をひそめた。
「どういうことだ、光忠」
「だから、後ろの、お尻の穴に、挿れればいいんだよ。わかるでしょ?」
「…………ああ!」
ようやく理解した長谷部だったが、やはり躊躇うのか、戸惑っていたが、意を決して抵抗しない主の後孔へと、固さを取り戻していた己自身を沈めて行く。
「………ぁあああああっ!」
下からは光忠、後ろからは長谷部に貫かれた女審神者は、苦しそうに声をあげる。
「ほら、主、動くよ。可愛い声で咽いてね」
光忠は一方的に言い放って、リズミカルに腰を使い始める。
それにあわせるように長谷部も、ぎこちないながらも、動き始めた。
「……っぁ…ああっ……ああんっ……あああっ」
三人の吐く息が、声が、濃密に室内に満ちていく。
何かの箍が外れて、何かが狂っているのを感じながら、誰もそれを指摘しなかった。
まるで、今起きていることが非現実なのか、現実なのかすらも、曖昧にしたいかのように。
「もう……っイクよっ!」
光忠が声をあげる。
「俺も、もう……!」
長谷部が同意する。
「っぁ………だめっ…むりぃ…っやっぁぁあああ!!」
速まる二人の動きに、受け止めている女審神者の負担は増して行く。
そのまま背をしならせて、絶頂を迎えた彼女に、光忠と長谷部も膨張していた己を彼女の中で解き放った。

「………どうだった、長谷部くん?」
暫く時間をおいて。
気を失った女審神者に優しく布団をかけながら、光忠は、茫然自失の長谷部へと言う。
長谷部は、わずかに迷いながら、ただ頷いた。
「ああ………良かったよ、とても」
そんな長谷部に小さく目を見開いた光忠は、すぐに、柔らかく微笑する。
「ふふっ、これは僕と長谷部くんだけの秘密だからね。また………僕と長谷部くんと主だけで、楽しもうよ。他の人達には言っちゃ駄目だよ」
ぴくりと眉間を寄せながらも長谷部は、
「………そんなことは言われずともわかっている」
そう答えるしかなかった。

『他の人達』とはこの本丸内にいる、長谷部と光忠を除いた20人前後の刀剣男士達を指していることと、もしも今夜起きた事が彼等に露見したら、何が起きるのかを容易に想像できながら、長谷部は光忠と『共犯』になってしまう事も痛いほどに理解していた。
もしもそれが最初から光忠が狙っていた『罠』だとしても、引っかかってしまった己が愚鈍なのだとしても、それでも構わないと思うほどに、長谷部は、女審神者の躰に溺れてしまった己を自覚したからだった。
それが、普段共に戦い信頼し合っている彼等を、裏切ることになってしまうのだとしても。
2018/09/24(01:31) | Comment:0
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